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2007.03.06

仮想国家または仮想政府についての考察

 ネットワークゲーム、またはWebサイト上でやりとりされる仮想貨幣が現実世界の貨幣と交換されることは、貨幣経済において大きな転換点であると位置づけ、それによって起こりうるであろう事柄を考察する。

 インターネット上にはさまざまなコンテンツがあるなかでも、仮想貨幣についてはどの国も法整備が追いついていない。ちなみにここでの仮想貨幣は、現実貨幣以外のデータ上でやりとりされる貨幣を指す。
 仮想貨幣と現実の貨幣とのやりとりは、広義には物々交換の一種であるといえる。仮想貨幣は現実貨幣で「購入」し、インターネット内で使用することができる。現段階では「購入」となるが、これが「両替」として認識されるまで信用を得ることができれば、仮想貨幣の貨幣価値は大幅に上昇するだろう。

 現在は営利組織である会社が仮想貨幣を発行している。これが会社から政府へと移行した場合、その貨幣価値は大きく変わることになるだろう。
 だが、この可能性は現在のところ非常に少ないといえる。

 貨幣経済の新たな変革として、仮想貨幣での経済活動がよりいっそう活発化し、現実の貨幣経済と肩を並べるほどに信用と市場規模の両方を獲得することができれば、新たな社会ができあがるだろう。

 そのなかで国家または政府としての機能を持った組織や団体がインターネット内に現れることが予想され、それが新たな社会の誕生といえるだろう。
 デファクト・スタンダードとして認めざる得ない仮想国家や仮想政府、仮想貨幣が、現実の世界に影響力を持つ。

 これらの大きな変革は、主に既成概念との戦いになると思われる。

 国土を持たない国家。インターネットというインフラの上に存在する、データ上の仮想国家が、果たして国家として認められるのかは、現時点では難しいと言わざるをえない。

 ネットワークゲームでは、すでに国家という概念が使われているが、そのほとんどは「○×国」というチームに所属するという、便宜上の名前にすぎない。
 国家としての機能を有する存在は、まだない。

 今はまだ稚拙な絵空事にすぎず、他にも問題点は多々あり、現実不可能な事柄に思えるが、めざましい技術発展とグローバル化する社会の変化のなかで、仮想国家または仮想政府の成立はまったくありえないとは言えないのではないだろうか。

 現在のインフラでは、まだまだ不安な点もあり、実現不可能かも知れない。だが、めまぐるしい技術革新は、仮想国家または仮想政府をいつの日か現実のものとしてくれるだろう。

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