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2005.05.02

ふたりの研究員 札 一番――一問一答

須淡@新人研究員(以下、須)「あ、見つけた!
土院@新人研究員(以下、土)「霜月さん、札くれ。一番な」
霜月@特例客員研究員(以下、霜)「君たち、もしかして新人くんかな?」
土「そうだよ。前に会っただろう。ほら」

 土院は二番の札を出した。

霜「ああ、君たち、もしかして形城くんのところの新人くんか」
須「そうです」
霜「そうかそうか。それで君たちはすでに僕に一度会ったのだね。では、一番の札を渡そう」

 ポケットから一番と書かれた札を二枚出してふたりに渡した。

土「一番の札のときになんでも聞けって言ってたよな」
霜「僕はまだ言ってませんよ。でも大丈夫。ちゃんとそう言うことにしましょう」
須「霜月さん。聞きたいことがいろいろとあるのですが、いいですか?」
霜「どうぞどうぞ。札は一番ですからね。ほとんどの方が一番を渡すときにいろいろ聞いてきます。さあ、なんなりと」
須「じゃあ――」
土「十一次元から来たってほんとうか?」
霜「ええ、本当ですとも。生まれも育ちも十一次元になります」
須「十一次元って――」
土「霜月って名前、本名か?」
霜「いい質問ですね。残念ながら本名じゃないです。僕が十一次元から来たといったら、十一月という意味の“霜月”という名前をいただきました」
須「その名付け――」
土「誰に?」
霜「形城くんです」
須「土院、僕にも質問させてよ」
土「ん、すればいいじゃん」
須「……じゃ、本当の名前はなんですか?」
霜「んー、忘れました。僕、霜月という名前がけっこう気に入ってるんですよ。だから今の本当の名前は霜月にしてます」
須「ここに来た理由はなんですか?」
霜「ここの初代所長に誘われたからですよ」
土「初代って、俺ら会ったことがないな」
須「いまは並行世界に出向中だからしょうがないよ」
土「じゃ、けっこう古株なんだな」
霜「君たちからみたら、そうなりますかね。僕は古株っていうぜんぜん認識はないんですけどね」
須「この前、二番の札をもらったときに“三次元を認識することに特化しているんだから仕方がない”って言ってましたよね。それってどういう意味ですか?」
霜「そのままの意味だよ。君らは三次元に生きているから、その認識能力は三次元に特化している。だから三次元以上の高次元は、認識することがどうしてもむずかしい」
須「むずかしいってことは、不可能ではないということですよか?」
霜「その通り。その点に関しては、初代所長が的確かつ正確に高次元を認識していましたよ」
土「それだけ変わり者ってことか」
霜「変わり者か。うんうん、たしかに彼はとんでもなく変わり者だね。正直、僕は彼が六次元くらいならわかるだろうが、それ以上の高次元を認識するのは無理だと思っていたから。それがすんなりと認識した。あれはとんでもなく驚いたもんだ」
須「僕たちでも六次元がわかりますか?」
霜「それは君たち次第だ」
土「俺らにもわかりやすく説明してくれよ」
霜「そうだね。まあ、わかりやすくかどうかわからないが、ちょっと説明してみようか」
須「お願いします」

 次回「札 一番――六次元へようこそ

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