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2005.04.06

自分自身は味方ではない

 私には、たまに聞きなれない高音が聞こえます。おそらく機械音の一種だと思います。非常に高い音です。以前は頻繁に聞こえたのですが、今では聞こえる回数は少なくなりました。

 私にははっきりと聞こえるのでいったい何の音だろうまわりにいる人に聞くと、口をそろえて「なにも聞こえない」「そんな音はしない」と言います。今ではその音が可聴域(20Hz~20,000Hz)よりも高い音なので、だれにも聞こえないのだとわかります。可聴域よりも高音または低い音は、人間には聞こえません。ですが、稀に可聴域よりも高音または低音を聞くことができる人がいます。
 どうやら稀な人らしいです。ですがうれしくはありません

 たしかに私の耳には聞こえる音でも、ほかの人には聞こえない。ほかとはちがうということは、それ自体、奇異にみられます。

 ほかとはちがう、というのは、それだけで孤絶する可能性があります。

 あとはその孤絶と、孤絶から派生するさまざまな感情に、自分自身が勝てるかどうか、です。

 私は逃げました。
 現在はなにかわからない高音が聞こえても、だれかに聞くということはしません。気にはなりますが、わからないことを聞いても、こたえはかえってきません。
 勝てるかどうかわからないので、負けないために逃げました。勝ちでも負けでもなく、引き分けでもありません。別の言い方をするなら、問題を先送りにしました。

 すべてが勝敗だけの二元論とはかぎりません。

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